DXへの挑戦

デジタルツイン施工管理システム「DX ツインビュー」

DXツインビューは、施工現場のデジタルツインを構築するシステムである。
デジタルツインとは、現実世界から収集した多様なデータをもとに、コンピューター上で双子のように再現する技術である。本システムでは、ICT技術を活用して取得したデータをもとに、施工状況をクラウド上のCIMモデルにリアルタイムでアニメーション表示し、さらに計測結果や管理値を直感的なウィジェットで可視化できる。送出し工法やクレーンベント工法に加え、多軸台車や台船を用いた大ブロック架設にも対応しており、特に時間的制約の厳しい架設工事において高い効果を発揮する。

デジタルツイン管理運用事例動画

■事例①　静岡県清庵新田橋

～平面線形R=2,600R、縦断線形R=4,000の特殊線形を有する
2主箱桁橋の送出し架設での採用～

■事例②　東北地方整備局西ノ内こ道橋

～鋼橋架設で採用事例が多く、主桁やクレーンの動きが複雑な
クレーンベント工法での採用～

活用の効果

作業の進捗状況や計測管理結果の一元管理による施工管理の効率向上。
状況把握の容易化による若手技術者教育での理解度向上と教育コンテンツとしての活用。
インターネットブラウザを通じたアクセスによる遠隔地からの状況把握と支援の実現。
施工状況のデジタルデータ保存による技術伝承への活用。

今後の展望

本システムは非常に汎用性が高く、アイデア次第でさまざまな計測システムとの連動が可能となります。当社はDXを通じて、人手不足という社会的課題に真正面から取り組み、より効率的で持続可能な未来を切り開くことを目指しています。私たちの挑戦は、単なる技術革新にとどまらず、社会全体の発展に貢献する大きな力となるでしょう。